命を守れない日本警察の警護 - 安倍晋三氏の銃撃について
9日の朝刊を見て唖然とした。銃撃され倒れた安倍晋三氏に一般の人が近づき心マッサージを施している写真が掲載されていたからだ(8日午前11時32分ごろ)。
本来、このような写真が撮影されてはならない。警護要員は何をしていたのか。
ファーストレスポンダーとしての自覚がない警察
すでに多くの批判がなされているが、この写真で警護側の能力不足が露呈した。最悪の事態を想定しておらず、一般の人を巻き込んだのだ。
私の経験上、日本警察の人員は事件、事故の事後処理を優先させているためか、ファーストレスポンダーとしての自覚がないように思う。
要人の警護ならなおさら、事前に最悪の事態を想定し、誰もが救護要員となる教育や訓練をすべきであろう。
銃撃時にすべきこと
発砲音、爆発音を聞いたのであればまずすべきことは姿勢を低くする、させることだ。身辺警護要員がすべきことは反射的に警護対象を退避させることだが、本件についてはそのような行動が確認できない。そもそも、ガードレールで閉鎖された区域は対象を迅速に退避させることができないため、極めて危険な状況である。私はこの事をアイドルイベントの一件で指摘した。要人を机で囲うことは警備上問題があると。
銃撃により負傷者が発生した際には止血も優先される。どのような経緯で心マッサージが行われたか、詳細は不明だが、止血が試みられている様子がない。安部氏の死因は失血とのことだったが、止血が施されていたのならまだ可能性があったのではないか。銃創、切創については喪失部に清潔な繊維をつめ防水性のあるもので血液を留める。ファーストレスポンダーに必要なのは脱脂綿とダクトテープだ。
犯人を複数で取り押さえてどうするのか
報道映像では犯人を複数で取り押さえており、確保直後には周囲5人は関係者がいたように見える。自爆者であったならば被害が拡大するだけだ。組織的犯行であれば第2波が来る。実行犯の確保は必要最低限の人員とし、対象の退避、警護、救護の継続が必要だっただろう。写真のように、警備対象の救護を一般の人に任せきりにする状況はありえない。
本来、このような写真が撮影されてはならない。警護要員は何をしていたのか。
ファーストレスポンダーとしての自覚がない警察
すでに多くの批判がなされているが、この写真で警護側の能力不足が露呈した。最悪の事態を想定しておらず、一般の人を巻き込んだのだ。
私の経験上、日本警察の人員は事件、事故の事後処理を優先させているためか、ファーストレスポンダーとしての自覚がないように思う。
要人の警護ならなおさら、事前に最悪の事態を想定し、誰もが救護要員となる教育や訓練をすべきであろう。
銃撃時にすべきこと
発砲音、爆発音を聞いたのであればまずすべきことは姿勢を低くする、させることだ。身辺警護要員がすべきことは反射的に警護対象を退避させることだが、本件についてはそのような行動が確認できない。そもそも、ガードレールで閉鎖された区域は対象を迅速に退避させることができないため、極めて危険な状況である。私はこの事をアイドルイベントの一件で指摘した。要人を机で囲うことは警備上問題があると。
銃撃により負傷者が発生した際には止血も優先される。どのような経緯で心マッサージが行われたか、詳細は不明だが、止血が試みられている様子がない。安部氏の死因は失血とのことだったが、止血が施されていたのならまだ可能性があったのではないか。銃創、切創については喪失部に清潔な繊維をつめ防水性のあるもので血液を留める。ファーストレスポンダーに必要なのは脱脂綿とダクトテープだ。
犯人を複数で取り押さえてどうするのか
報道映像では犯人を複数で取り押さえており、確保直後には周囲5人は関係者がいたように見える。自爆者であったならば被害が拡大するだけだ。組織的犯行であれば第2波が来る。実行犯の確保は必要最低限の人員とし、対象の退避、警護、救護の継続が必要だっただろう。写真のように、警備対象の救護を一般の人に任せきりにする状況はありえない。
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