Next Genereation Squad Weapon の決定 - Sig Sauer MCX SPEAR と MG6.8

2022年4月19日、米国陸軍が次世代分隊支援火器 Next Genereation Squad Weapon の XM5小銃、XM250支援火器の候補を Sig Sauer 案に決定したと発表した。
M5 と M250 は将来的に現行の M4、M249 を代替する。

ブルパップ型を提案した General Dynamics 案は革新的で英国や豪州等への拡充も考えられたため、個人的にはこの決定を残念に思う。Truevelocity と Lonestarfutureweapons には別の分野での発展を期待する。


Sig 277Fury ハイブリッド弾は射撃時の反動、薬室内、銃身内の圧力が問題となると評されていた。これについては交戦距離の増長から不安はない。さらに共に取得される M157火器管制照準により射撃精度も増すため、結果的に射撃数は激減するだろう。SLX サプレッサー が銃身寿命を延ばすこともトライアルにより実証済みだ。

M5 の装弾数が20発になることも射程と精度の点から不安はない。近年はいかに弾倉交換を迅速に行えるかという訓練を推奨するトレンドがあったが、通常の戦闘においては無駄である。トラブル時は速やかに退避し、味方がカバーすることが最善であり、勢いよく飛んだ弾倉が部隊行動の障害となる。
至近距離においても銃口での打突や拳銃への切り替えで対処すればよい。

射程距離の短さや致死性不足の改善を求めた NGSW は米国陸軍、海兵隊の戦闘行動を多様化させることになるだろう。性能不足の小火器が隊を不必要に危険にさらすことを米国は学んでいる。


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