FN 次世代機関銃を発表 - FN EVOLYS

6日、ベルギーの小火器メーカー FN HERSTAL が MINIMI に代わる次世代の機関銃を発表した。FN EVOLYS は 5.56mmNATO 、7.62mmNATO の2機種であり、小銃のように取り扱えるウルトラライトマシンガンを唱っている。

装填方法が独特であり、フィードカバーが左側面で開閉できるようになっており、かつ装填不良を防ぎ、従来の機銃のように照準器に干渉せず、レフティの射手も装填しやすくなっている。
米軍の NGSW と同様に消音器の使用を前提としており、これにより味方との情報伝達が円滑になるという。
単発機能を有していることも特徴的である。重量と単発機能から小銃手と同じような作戦に随伴することができるのではないか。

個人的には銃身の交換方法について興味がある。MINIMI には保持用のハンドルが銃身に付随していたが、EVOLYS にはそれが認められない。あのハンドルは邪魔ではあるが、銃身交換が素早くできる構造には安心感がある。

我が国は 次期5.56mm機銃として MINIMI Mk.3 や MG4 を検証しているとのことだがこれはいかがなものか。中国人民解放軍の陸上勢力は我が方よりも交戦距離が長い弾薬を標準化しているうえ、機械化されており、従来の5.56mm 機銃では対抗できないだろう。インドは国境地帯において7.62mm の機銃ネゲヴ NG7 の配備を進めている。

FN HERSTAL は EVOLYS の発表プレゼンテーションで日本をユーザーとして地図上にプロットしていた。我が国の防衛や周辺事態を考慮した場合、これまでの体系を崩してでも新しいものを取り入れていく必要があるだろう。
FN EVOLYS がその候補となることがあっても良いのではないか。

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