日本警察は大丈夫か? - 精鋭部隊の装備運用は改善

警察の不祥事や失態には失望させられているが、朗報もある。昨年12月22日に公開された警視庁/神奈川県警特殊急襲部隊の射撃訓練では装備、運用ともに改善が見られた。


時事通信社 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=jKBD0PQNa9I より

この訓練では拳銃の左右撃ち変え、再装填動作、左肩に銃床を当てての射撃、100mからの局部射撃など、これまで公開された訓練より実戦的なものとなっていた。MP5にもレールシステムに一部グリップライトを装着し、光学照準はEOTech ホログラフサイトとなっていた。EOTech は2007年にも確認されているが、照準器の後部にブースターを装着させての射撃は初めて認められた。

尼崎西宮芦屋港テロ対策合同訓練MP5
Strike And Tactical 2015年5月号 64項 大塚正諭氏 撮影の写真より
これまで公開されていたERTなどのMP5はハイマウントにマウントを重ねるというクソみたいな仕様である。
EOTech には高さがあり、このような妙な取り付け方をする必要はない。
ただ、EOTech はM16、M4などのAR系自動小銃での運用で不具合があったため米軍は敬遠しているようだ。

しかし、この訓練でもMP5の全自動射撃はなされておらず、他国の治安維持部隊に比べ火力不足を思わせる。MP5は機関部の消耗でHK社による保守が必要となるため、バリバリ撃てるものではないのは知っている。しかし、欧米の警察は重装化するテロリスト対策でAR系の自動小銃の配備を増やしており、テロ実行犯のほとんどを軍隊張りの火力で射殺している。SAT も64式/89式小銃、あるいは選定/秘匿中のAR系小銃などによる訓練を公開しなければならなくなる日が、そう遠くないのかもしれない。

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