説明すべき伊豆のイルカ漁 - イルカ漁を含め認定を

世界ジオパークネットワークが、静岡県伊豆半島の認定をイルカの追い込み漁を理由に保留していたことが報道された。南極海の調査捕鯨出航のこの時期は反捕鯨団体がネガティヴキャンペーンを行うことは例年のことであり、本件も伊豆に拠点をおく反捕鯨団体、個人からのリーク、マスメディアへの提供があったことが考えられよう。

静岡県の伊豆半島では、その特異な地形を利用し水産生物を捕獲する漁法が古くから編み出されており、現在確認されている文書では1691年(元和5年)からイルカの追い込み漁の分配記録が残っている。明治期には明治政府が調査を行っているが、すでに追い込み漁によりイルカが捕獲されていたことを、伊豆の村落は文書で回答している。

伊東市富戸の漁の始まりは伊豆半島ではやや後発の1898年のことであるが、世界遺産登録された伊豆の国市の韮山反射炉の建造が1857年であったことを鑑みるに、富戸のイルカの追い込み漁も長い歴史を持つと言っても過言ではない。イルカの追い込み漁の歴史を含めてジオパークとして認定するよう交渉をすべきだ。

富戸港
静岡県伊東市富戸漁協
和歌山県の太地町と違い、漁港内に遊覧船の発着、ダイビングスポット、定置網が混在し、追い込み漁を行うには様々な関係各所との連携が必要となる。加えて、漁そのものにもかなりのマンパワーを要するため、イルカの群れを発見しても容易には行えないという。

伊豆半島には和歌山県の太地町のように、イルカ漁の歴史を発信するものが残っていない。史跡、慰霊碑や文書などが残っているのにも関わらずだ。伊豆半島ジオパーク推進協議会、ことに同協議会会長の 佃 弘巳 現伊東市長はこれらについて調査し、世界ジオパークネットワークに説明すべきだ。イルカ漁を今後どうすべきなのかが議論ではない。それは、漁業者が決めることであり、ジオパーク推進協議会が決めることではない。

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食用ではないは通用する?

WAZAの勧告をかんがみれば、太地のような食用の漁はしていないというのは通用しないでしょうね。

ユネスコ側に誤った情報があることなども考えられますから、協議会は昨年末、イルカ漁を理由とした根拠について質問を返しているようです。漁を含めて認めていただきたいものですね。
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