他に類を見ない鯨類展示 - 太地町立くじらの博物館

ビハインド・ザ・コーヴを視聴後、くじらの博物館に入場するには時間が足りないことに気づき一泊することにした。この博物館、鯨類や捕鯨に興味を持つ者であれば、1時間や2時間ですべてを見て回ることはできないほどの規模であったことを翌日知ることとなった。

太地町立くじらの博物館
館にはセミクジラの絵がある。少し物悲しいのは道路側の壁画がなくなってしまっているためか。

セミクジラ骨格
入場するとすぐにお土産屋となっているが、天井には巨大な骨格標本の数々。
鯨の骨格標本はこれまで何度も見てきたが、この展示方法は圧巻である。
セミクジラの骨格はCanon の広角レンズでもその全体を収めることができない!

シャチ骨格
シャチの骨格標本の実物を見るのは初めてである。
生前の姿からは想像しがたいが、この生物はやはり海中最強の肉食哺乳類だ。

イチョウハクジラ骨格
非常に珍しいイチョウハクジラの骨格。下顎に一対のみの歯を持つ。
座礁、捕獲例も極めて少なく、生態も分かっていない。

鯨類の骨格標本はその巨大さや脂質の多さから作製、展示が難しい。骨格を吊るのも高い技術が必要だ。これらを数十年にも渡り維持しているとは、くじらの博物館の奥の深さを入場早々思い知らされた。

古式捕鯨模型
一階に展示されている古式捕鯨のジオラマ。
ボタンを押すと照明が点灯する仕組みは古く、あまり興味を持つ人は多くないようだが、壮大なスケールのジオラマだ。
もっとスケールを小さくし、鉄道模型などの素材を利用し精巧に作られたものを見てみたいと思う。

バンドウイルカとカマイルカのショー
博物館を出て野外スペースに出るとすぐにプールが見える。
ここではバンドウイルカとカマイルカのショーが行われる。
このショーのレベルは高く、彼らは録音されたアナウンスと音楽で完璧にプログラムをこなす。

※追記予定

前エントリ
人工物と自然の調和 - 太地町くじら浜公園
反捕鯨団体に汚される文化財 - 古式捕鯨燈明崎山見跡
THE COVE 制作者らの罪 - 自然公園法に違反する行為
ビハインド・ザ・コーヴを視聴 - Behind "THE COVE"
紀伊本線の旅路 - 和歌山県東牟婁郡太地町へ
そうだ、京都から行こう - 和歌山県東牟婁郡太地町へ

関連エントリ
Ric O'Barry was cutting dolphins throat - イルカの首を切っていたリック・オバリー
You're a liar!Ric O'Barry! - リック・オバリー、おまえは嘘つきだ!
自称リック・オバリーの逮捕 - Ric O'Barry was arrested
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