反サメ漁活動を行う PangeSeed パンジアシードとは

LUSH JAPAN がサメ漁を批判したキャンペーンを縮小させると同時に、毎日新聞社に対し抗議文を出したようだ。そのためか、再度このブログへのアクセスが増加した。

LUSH の前身である会社はイギリスの化粧品メーカー、THE BODY SHOP と契約していた時期がある。THE BODY SHOP は天然素材を使用した化粧品やバリューと呼ばれる企業理念を売りにしているが、グリーンピースと同盟を公式に結び反捕鯨活動を先導したり、バービー人形を模した人形で過激な広告活動を行ったことでも有名だ。LUSH にも同じような理念があるようだ。


私が見てきた PangeaSeed とは

私がパンジアシードという団体の存在を知ったのは THE COVE が放映されたころ、2009年である。当時はパンジアシードジャパンなどという支部は認められず、代表らしき人物も Mayumi Takeda となっており、THE COVE の影響を受けた日本人が本格的に活動を開始したと認識していた。

SHARK WATER

パンジアシード設立のきっかけはおそらくこの映画であろう。何度もこのブログで取り上げているが、この映画は2006年に放映されたSHARK WATER というサメ漁を批判する疑似ドキュメンタリだ。
海外でもこの映画を見たことでアメリカの中華系議員がフカヒレの販売を禁止する法を作ったり、フランスのメタルバンド Gojira がシーシェパードに寄付を行ったことが確認できている。

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映画中に登場するポール・ワトソン(2003年当時)

この映画では、シーシェパードがコスタリカの漁船に対して攻撃を行う様が収録されている。この時裁判所への出頭命令を無視し船舶で国外逃亡をしたためポール・ワトソンは指名手配された。

パンジアシードはシーシェパードとの連携を見せていないが、その主張は SHARK WATER のものと相違ない。顕著な連携を見せているのは別の団体だ。


支持母体はエルザ自然保護の会

THE COVE はイルカ漁に反対するエルザ自然保護の会(Elsa Nature Conservancy)が映画俳優のリック・オバリー(本名 Richard Barry O'Feldman)や映像作家のハーディ・ジョーンズ(BlueVoice.org の設立者)を日本に招聘しコンサルティングを行ったことは判明している。パンジアシードが2011年にネット上で放映していた映像にこれら団体名が認められた。

パンジアシードとエルザ

エルザ自然保護の会はシートン動物記や野生のエルザを邦訳した藤原英司が設立した団体だが、1990年代から反捕鯨活動に傾倒し始めた。現会長の辺見栄は映画フリー・ウィリーのウィリーを演じたシャチのケイコに関する著書などを持つが、その後のイルカ漁批判の活動には目に余るものがある。パンジアシードはこの団体から派生した集団ではないかと私は見ていた。

LUSH がすべきことは

LUSH は自然や環境を意識した商品展開を行っているようだが、ならばやるべきことは今回のようなキャンペーンを行うことではない。商品を見直すことだ。
近年の海洋哺乳類の体内には環境ホルモンとして作用するポリ塩化ビフェニル(PCB) や、神経毒を持つジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT) といった化学物質の蓄積は減少してきたが、合成香料の蓄積が増加してきているというデータがある。香料や色素に関しては排出規制がなく、これらが海洋の生物にどのような作用をもたらすのか不明である。

LUSH の商品は色鮮やかで強い香りを持っているが、これらの製造段階、使用後も環境に負荷を与えないようなものにすることこそやるべきことではないのか。

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No title

おひさしぶりです。パンジアシードは2000年ごろに水銀液に浸したフカヒレをもちだして騒いだ団体です。

お久しぶりです。

> パンジアシードは2000年ごろに水銀液に浸したフカヒレをもちだして騒いだ団体です。

この件は私のほうでは把握していませんでした。
2000年初頭に海外で水銀に関する論文の捏造が横行していたので
それに便乗したのかもしれませんね。
よろしければ詳細をお知らせください。
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D'z(ダイズ、ディズとでも)
危険なこと、汚れることが大好き
サメ野朗。

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