AKB48 握手会警備上の問題 - テントを使う危険性

25日、岩手県で行われていたアイドルグループのイベントにおいて、男がアイドルおよびスタッフを負傷させたとの報道があった。一部情報が錯綜しているが、セキュリティ上に問題があったことを指摘する。

会場内に凶器を持ちこませてはならない

報道では手荷物検査はランダムに行われていた となっている。これは問題である。私は今月2度無料入場可能なイベント会場を訪れているが、いずれも入場者全員の手荷物検査を行っている。入場前にバッグなどの中をセキュリティ要員に見せなければ入場できない仕組みだった。また、液体の持ち込みを完全に禁止しているイベントもあった。劇薬、爆薬、燃料などを会場に持ち込ませないためだ。

報道では長さ約50センチメートルのノコギリ となっているが、一部でワイヤー・ソーと発信されている。ワイヤー・ソーでは身体に秘匿されると発見が難しいが、秘匿物を取り出す際には必ず挙動が表れる。今回のイベントではその挙動の発見を遅らせてしまう要因があったように思う。


仮設テントの危険性

このイベントでは室内に仮設テントを設置し、テント内で複数のアイドルと交流できるものであったようだ。テントには側幕が張られており、問題があったように思う。テントに側幕を張ってしまうことの問題点は以下の通り。

・テント内でのトラブル発生時に警護対象を迅速に退避させることができない。
・火事や地震、群衆パニックなどの非常時には周囲の異常の察知が遅れる。
・テントが倒壊した場合、警護対象が退避できず負傷する危険性がある。
・施設内設置の防犯カメラが抑止力を失い、証拠能力もなくなる。

側幕を張った仮設テント内では周囲の視界が完全に遮られ危険となる。このようなテントをいくつも隣接させて群衆を呼び込むことを私は推奨しない。過去のイベントにおいてもアイドルの四方を机で遮るような配置がされていることもあったようで、警護対象となるアイドルの緊急時の避難スペースが確保されていないことが問題であったと思う。


身辺警護に特化した要員の配置を

テント内には複数のスタッフと警備要員がいたと報道されているが、男を制圧するまでに時間がかかりすぎているのではないか。身辺警護に心得があるものならば、不審な挙動を視認した段階で警護対象の間に割って入る。それができなければ警護対象であるアイドルを突き飛ばしてでも引き離す。仮設テント内という限られたスペースではそれも難しくなり、配慮が欠けていたと思わざるを得ない。このイベントは雑踏警備に傾倒しすぎていたのではないか。雑踏警備と身辺警備は別のものであると考えてもらいたい。


イベント主催者は今一度、警備体制について考え直していただきたい。男の卑劣な行いに怒りを覚えているのは私も同じだ。
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危険なこと、汚れることが大好き
サメ野朗。

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