閃光弾

ポール・ワトソンの銃弾を切り口にシーシェパードを追っているが、この団体の言い分を見ていくと酷いペテン集団であると思う。
http://www.seashepherd.org/news-and-media/news-080307-3.html
この文章で、元ロッテルダムの警察官だったという Laurens De Groot が「SWATが武装した凶悪犯を制圧するのと同じフラッシュグレネード」としている。彼はフラッシュグレネードを知らないのだろう。法執行機関が用いるスタングレネードは軽金属、主にアルミの燃焼による閃光と音響で対象を無力化する。しかし、炸薬が強力で金属製の容器を用いるため非殺傷とはいえ危険なのである。日新丸に乗船していた海上保安官がそのようなものを投擲したとすれば、シーシェパードの面々は船上ではしゃいでいられなかったはずだ。投擲者は投擲後退避行動をとっているが、船上に撮影者が直立している状態でそのようなものを用いることは日本側にもリスクがある。また、あれだけ船上で炸裂していたら爆ぜた容器なり破片なり回収できたはずだ。シーシェパードはそれを回収できなかった。炸裂したのは火薬と紙製の梱包材だけだったからだ。映像からは海上保安官の手元からはなれるはずの握把や破裂時に爆ぜた容器が確認できない。海上保安庁が用いたのは火薬を紙の容器で梱包した「警告弾」と呼ばれているが、威嚇射撃など実力行使をなかなか許可されない日本ならではの装備なのだろう。この「警告弾」のような概念は銃器による制圧を許される諸外国には理解されていないのかもしれない。

メルボルン出身の Ralph Lowe と、アニマルプラネットのカメラマン Ashley Dunn がそれぞれ背中と尻を負傷したとも書かれているが、これが警告弾によるものというのはどうかと思う。前者は「打ち身」であるし、後者にいたっては原文でも「フラッシュグレネードを避けようとして」となっている。予想外の反撃に慌てふためいた者たちが転倒などして勝手に負傷したものだと思われる。

シーシェパードは船員の症状を Dr. David Page なる人物に証言させているが、彼はシーシェパードの医療スタッフである。ポール・ワトソンは銃弾をしかるべきところに提出せず、「CSI:科学捜査班」の主演俳優に「弾丸に見える」と証言させているだけある。

サメ野郎にとっては、シーシェパードのあたかも危険に立ち向かっているかのような演出が腹立たしい。そもそも船員にとって危険なことは、ポール・ワトソンという男が指揮していることであるのだが。

捕鯨に反対だろうと賛成だろうと、この団体の発する情報に目を向けて欲しい。船舶の維持には莫大な費用がかかる。干殺すことは可能だと信じている。カナダの漁業海洋相の言葉を借りる。
 彼らの唯一の目的は、本当は何が起きているか知らない人々のポケットから、出来るだけ多くのカネをむしり取ることだ
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サメ野朗。

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