ドルフィンセーフ活動の功罪

THE COVE というイルカ漁を批判した映画に出演していた映画俳優リック・オバリー(Ric O'Barry)ことリチャード・バリ・オフェルドマン(Richard Barry O'Ferdman)の経歴を追うことで興味深い内容を見つけた。オフェルドマンが所属しているアースアイランド研究所(Earth Island Institute)の活動が、漁業における混獲率を急増させたというものだ。

アースアイランド研究所は1980年代にマグロ漁で混獲されるイルカを保護するため、漁業者に巻き網から人工集魚装置を用いたFAD(Fish aggregating device)漁法への転換を急進させたという。これによりイルカの混獲は劇的に減少したが、サメ、ウミガメ、浮魚の未成魚など巻き網の50倍の種を混獲するようになったという。この活動をグリーンピース(Greenpeace)や世界自然保護基金(WWF)も批判していたという。


THE COVE では日本のイルカ漁が否定されているが、1960~1970年代にかけてはアメリカ東部太平洋だけでも年間350000~500000頭以上のイルカが混獲の犠牲になったと推定されている。アメリカは法改正によりこの数を激減させたが、欧米のドルフィンセーフ、ドルフィンフレンドリーラベルの水産製品の裏にはどれだけの海洋生物が犠牲になっているのだろうか。


バンドウイルカとハナゴンドウの頭骨
イルカも貪欲な肉食動物だ。
餌生物となる魚類と引き換えに過剰な保護がなされるべきではないだろう。

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