マラチオン混入は環境を疑う

マルハニチロホールディングス子会社アクリフーズ製造の冷凍食品に農薬が混入していたという報道が目立つ。群馬県警が捜査に入ったことで事件性があるかのような報道がされているが、これには疑問がある。


疑うべきは周辺の環境と工場の管理体制

マラチオンはマラソン剤として一般的な農薬であり、ウンカ、カメムシ、アブラムシ、ハダニなどの害虫駆除に使われる。農作物にはもちろん、植木にも使われる。

アクリフーズ群馬工場周辺を google マップの航空写真で見てみたが、近隣に水田や他の工場がある。水田や周辺工場敷地内の植生の害虫駆除でマラソン剤が散布された可能性がある。特に昨年はカメムシやハダニが大量に発生しており、農薬の散布量も増していたことが考えられよう。混入が確認された製品の製造日は10月のものだったというが、10月はまだ残暑による害虫の駆除が行われている時期ではないか。

梱包の段階で混入した可能性が高いということだが、梱包室、あるいは梱包材が外気と遮断されていないようであれば、この段階でマラソン剤が混入した可能性があるのではないか。梱包室の換気は行われていたのか?梱包材はどこで保管されていたのか?マラソン乳液が付着した製品が冷凍保存され、水分が昇華すれば、マラソン乳液はマラチオンとして残留するだろう。


犯人捜しに注力するのではなく

こうした点を考えずに捜査だけで済まされたのでは、来年もまた同じことが起こる可能性がある。関係者は工場の管理体制や周辺の環境についても考えてみてはどうか。

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