愛知県警 SIT に苦言を呈す

16日、愛知県稲沢市で発生した事件の犯人確保までをテレビで見ていたが、

ライトと音響で男の行動を制止しようとした点は評価する。
しかし、確保に至るまで時間がかかりすぎている。ましてや発砲までしてしまったことは、初動に問題があったのではないか。

ANN の映像が最も状況がわかりやすい。



 ANN News チャンネル
 http://www.youtube.com/watch?v=4LZumZkM1JM より


第一に、高輝度ライトの照射が遅れている。
映像では男が先に照らされたライトに反応し立ち上がっているのがわかる。
音響弾の音の後には男は女の背中を掴んでしまっている。

第二に、捜査員が接触するまでに時間がかかりすぎている。
男の視界と聴覚を奪ったはいいが、男は40秒も女を引きずり、危険な状況にあったと言える。
ライトの照射と音響による威嚇で、制圧要員の接近が秘匿できたはずだ。直後に捜査員が接近し対象者を引き離すべきだったのではないか。

別の報道では「撃て、撃っていい」という音声を確認できたが、これは望ましいことではない。
「撃つ」という言葉を耳にした対象者が逆上して行動を起こすきっかけになりかねないからだ。
発砲が想定される状況なら、事前に発砲を許可する隠語を決めておいても良かっただろう。
また、屋根のような傾斜がついた場所での威嚇射撃、跳弾は対象者のみならず、同階層にいた者に被害をもたらす可能性があっただろう。

足場が不安定な場所でライオットシールドや刺又を使ったことも疑問だ。
シールドも刺又も両手で扱わなければならず、屋根のような場所で使うのは不適だったのではないだろうか。
映像では盾の要員が何度も盾を持ち直す仕草をしており、男は刺又を右手で掴み、左手の穴あき包丁で抵抗を試みている。刺又はその形状から掴まれることが多く、捜査員、対象者諸共転落という事態にもなりかねなかっただろう。
男が抵抗を止めた直後に捜査員がシールドも刺又も手放していることからも、これら器材が捜査員の行動を制限していたことが窺える。片手で扱えるシールドや、刺又より扱いやすい杖を携行させても良かったのではないか。


以上が映像を見て思い当たったことだ。
苦言を呈したが、ライトや音響弾を使った非致死の制圧は評価できる。
愛知県警には多様化する犯罪に対応できるよう努めてもらいたい。

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