No Sea Shepherd - 南緯60度以南での給油禁止の嘘

去る15日と20日にシーシェパードが日本の船舶に対してハラスメントが行われたことが報じられた。非常に悪質なうえに例年以上に虚偽の流布が多いため、それらを指摘していきたい。


 J-CAST ニュース
 「日本側が突っ込んできた」「衝撃手榴弾投げつけられた」 シー・シェパード、調査捕鯨妨害、独自の対日批判強める

 http://www.j-cast.com/2013/02/21166425.html?p=all

このニュースページではシーシェパード側が「南極条約では南緯60度以南での給油を禁じており、日本はそれに違反しようとしていた」と主張していることを伝えているが、南極条約に洋上給油を制限する内容はない。これはグリーンピースのプロパガンダを流用したものだ。

グリーンピースは2008年に日新丸とオリエンタルブルーバードの給油作業を妨害する理由付けとして「南極条約の精神に反する」「1998年の環境保護に関する南極条約議定書に違反する」などと主張していたが、いずれも環境への悪影響は配慮しつつも科学的調査の自由を認めており、科学的調査において南緯60度以南での洋上給油を禁ずる内容は見当たらない。当時の状況については以下の日本鯨類研究所のページに詳細がある。

 財団法人 日本鯨類研究所
 鯨の保護は地球環境を救うか?-暴走する「環境保護」団体の奇妙な論理-

 http://www.icrwhale.org/gpandsea-geiken439_h.html

燃料に関する規制はマルポール条約(1973年の船舶による汚染の防止のための国際条約に関する1978年の議定書)があるが、基準を満たした油種の洋上給油を禁ずる文章は見当たらない。もし調査捕鯨の船舶がこの内容に違反しているのであれば、取り締まらなければならないのは日本の国土交通省であり、グリーンピースにもシーシェパードにも権限はない。

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(財)日本鯨類研究所 提供
2008年1月22日、接舷しようとする日新丸とオリエンタルブルーバード間にゴムボートを走らせるグリーンピース。船外機をフェンダーのロープに絡ませ、危険な状態にあったにも関わらず、別のゴムボート上の人間は笑いながら撮影を続けていたようだ。

gpandsea-img415.jpg
(財)日本鯨類研究所 提供
2013年2月20日、接舷しようとする日新丸とサンローレル間に割り込むシーシェパードの Bob Barker。他2隻が両船の左右を囲んでいた。航行速度が劣り、給油を必要としている船舶が、接近を禁止された船舶に「突っ込んでいく」ことはありえない。


グリーンピースやシーシェパードが主張する「南緯60度以南での給油の禁止」は嘘である。グリーンピースやシーシェパードの行いは、条約が求める海洋汚染の防止の努力を妨げるものだ。シーシェパードに船籍を付与し、入港国であるオーストラリアならびにオランダは条約締結国としての責任を果たしていない。


noseaevil
SSCS violated the Madrid Protocol !

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非公開コメント

どんな環境保護団体なのか

タンカーへ突っ込んで、下手すれば大量の燃料をふりまこうという団体のどこが環境保護なんだか。

ポール・ワトソンらの主張は1980年代から進歩がなく、支持する層も絞られてきており、元をたどれば環境保護とはかけ離れた層の活動であることがわかります。当事者らを法廷に引きずり出す必要がありますね。
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危険なこと、汚れることが大好き
サメ野朗。

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