Save the whale ? Save your money ! - 鯨肉在庫6000t?

水産庁や日本鯨類研究所を悪だとして活動している団体が暗躍している。鯨研は収支予算書や事業報告書などを公開したが、反捕鯨団体の非難には疑問を抱く。

今回、私が憤りを覚えたのが イルカ&クジラ・アクション・ネットワーク (以下IKAN)というwebページの文章だ。

イルカ&クジラ・アクション・ネットワーク
調査捕鯨の中止を歓迎する

http://homepage1.nifty.com/IKAN/hogo/hogei/110222.html

すいぶんと傲慢な要求が羅列されているが、このネットワークが一体何をしたというのか。

英語圏の人々が調査捕鯨をフォーラム等で非難するとき、「6000tもの鯨肉が余っている」というニュアンスの文章を使っていた。この内容を国内外に拡散したのはグリーンピースジャパンだった。

グリーンピースのラジオでの主張について

このラジオ番組でグリーンピースジャパンの事務局長は「データはIKANのもの」と発言した。IKAN のページではグラフが掲載されている。

IKAN
急増するクジラ肉の在庫と“遊水池”みたいな隠れ在庫の出現
~統計から外された冷凍庫 アイスランド産ナガス肉~

http://homepage1.nifty.com/IKAN/news/110105.html
IKANグラフ
同ページをプリントスクリーン機能で出力したもの。

私はこのグラフを見ておかしいと感じた。数値がどうこうではない。グラフがおかしい。あなたは JARPA で生産した鯨肉量がみえるだろうか?私は何度も石原式色覚異常検査表による色覚の検査を受け色覚に異常がないことを確認しているが、それでも JARPA で生産した鯨肉量の棒グラフを読み取ることが難しい。

IKANグラフ
上グラフの画像ファイルを選択して表示したもの。

これでかろうじて生産量を見ることができる。このグラフは数値を閲覧者に見せようとしていない。このようなグラフは学生の発表でも指摘を受けるだろう。「君、棒グラフはもっとはっきりした色を使いたまえ」と。勉強が嫌いだった私ですらそう感じたのだ。

次に疑問を感じたのは折れ線グラフ。なぜ隔月ごとにプロットしたのか。鯨肉はJARPNとJARPAで生産される実質的な入庫が年2回しかないということになる。入庫後は当然在庫数が跳ね上がる。グリーンピースやIKANらが指摘する在庫6000tは一時的に跳ね上がった数値しか見ていない。しかも倉庫数を根拠とするIKAN独自の補正値でしか6000を超えない。隔年ごとの平均値をとって直線を引いたほうがまだ信憑性があっただろう。このグラフは2010年に折れ線グラフの一点が6000を超えることだけを強調するために作られたといえよう。

グリーンピースやIKANらは在庫を無駄としか見ていないようだが、在庫は財と考えるのが普通であろう。在庫数が上昇しているのは様々な要因が考えられる。例えば在庫収容能力の向上、在庫が輸入鯨肉を含んでいる、不況・円高による消費の低迷、生産が困難になる鯨肉の在庫を確保するための出荷の制限など。「急増するクジラ肉の在庫と“遊水池”みたいな隠れ在庫の出現」を主張するには程遠い。


個人的な意見だが、このようなグラフごときで調査捕鯨の中止やらカンパやら要求しているこのネットワークは異常としか思えない。真摯に議論を行い今後の方向を定めていく必要があるのはIKAN、あなた方の方だろう。私はグラフひとつでこのような活動は支持するに値しないと判断した。あとはあなたが判断してほしい。Save the whale か、 Save your money かを。
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環境保護団体というやつは、監査も何もにもないから好き勝手にやり放題というわけだ。サメも含めてここぞとばかりに騒いでいるが、ためにする牽強付会のプロパガンダはもういらない。

今この団体を調べていますが、複数の団体が同じ住所に存在していたり、その住所が飲み屋街の雑居ビルだったりかなりブラックです。そういう点は学んでいるのか、最近の連中は住所を公開していませんね。インターネットで誰でも調べられることですが、こうした実態を発信していく必要があるのかもしれません。
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