グリーンピースのラジオでの主張について

11日、J-wave のラジオ番組 Jam the world に運送会社から鯨肉を持ち出し有罪判決を受けたグリーンピースの現事務局長が出演しコメントした。

以前、このラジオ番組は良く聞いていた。しかし、スポンサーがいわゆるグリーン系の企業であることがわかると疑問を感じるようになった。番組ではソトコトの社長と有名人の対話コーナーがあり、グリーンピースの前代表を招いたり、2010年6月17日にはリチャード・オバリーとの電話対談が放送された。この対談内容はレコーダーに録音したので私は今でも聞き返すことができる。

番組の 15MINUTES という20分ほどのコーナー中にグリーンピースの現事務局長がDJらと対談した。「鯨肉需要が少なく、在庫をかかえている」「水揚げしたクジラを大量に投棄している」「税金の無駄」といった主張をしていた。私はこうした批判は的外れだと思っている。

鯨肉需要は少ないのか?

供給が少ないだけではないのか?良く「鯨肉は高い」「他に食べるものはいくらでもある」という批判を目にするが、もともと供給量が少ないことを考えれば価格の高騰は当然である。この価格の高騰を招いたのは捕鯨の衰退という流れもあるが、捕鯨に反対する活動もそれに加担していると私は考えている。希少になり流通量が少なくなれば当然価格は高騰する。在庫がどうこうという問題だが、これをわざわざ調べているのは反捕鯨を訴える団体であり、「鯨肉の需要はない」と訴えるために勝手に行っているだけである。番組で取上げられた2010年8月の在庫6000tはIKAN という団体のデータであった。

イルカ&クジラ・アクションネットワーク
http://homepage1.nifty.com/IKAN/

会社が製品の在庫を抱えていようがいまいがそれはその会社の問題であろう。社会的な問題ではない。

大量に投棄しているのはなぜか?

私はこれを当然のことと考えている。調査捕鯨は「副産物である鯨肉の売り上げで費用をまかなう」という形をとっている。この体系が批判を招いている要因でもある。では調査捕鯨の調査は偽りだとする連中はその副産物をすべて使えというのだろうか?あるいはすべて投棄しろと?動物を捌いたことがある人なら、すべてを利用することは不可能だと理解できるはずだ。知らない人は信じられないと思うかもしれないが、生物の研究では外部の形態を測定、内蔵重量の計測、脊椎などの標本を採取したあと廃棄という流れは当たり前に行われる。IWCはそれを行って良いと承認している。グリーンピースは鯨肉が大量に投棄されていると写真まで掲載して訴えているが、利用できない部位が投棄されているのを誇張しているように思える。

税金で無駄に行われているのか?

以前、なぜか私に「調査捕鯨=無駄な公共事業」を訴えるコメントを執拗に送ってきた者がいるが、この人物はこの点について食い下がった。私はグリーンだのエコだの採算が取れない事業の方がよほど無駄だと考えている。事業仕分けの結果を見ていただきたい。「いいこと」を謳った具体的な活動がわからない事業が何千、何億という予算を要求していた。私は兵器も好きなのでそれらの価格も比較の対象に考えることもある。拳銃10万円、自動小銃20万円、主力戦車10億円、戦闘機120億円……。全体的に考えて見れば年間10億円程度で何隻もの船舶を南極海まで送り活動するというのはすごいことで、いまや日本しか行っていないのである。調査捕鯨があからさまに無駄な事業だとは思えない。

内部告発者について

内部告発はそこでの処遇に不満を持ったものがよく行う手段である。事務局長は「漁師としてこれほど廃棄している現場を見たことがないと内部告発してくれた」と話していたが、それはそうであろう。クジラは魚とは違い桁違いに大きい哺乳類であり、その漁師は捕鯨を理解していなかったのであろう。流通手段も限られているのにすべてを持ち帰るわけにはいかない。

私はシーシェパードの活動が不快で連中を追及してきたが、同時に反捕鯨を訴える団体についても疑惑を深めてきた。「調査捕鯨=無駄な公共事業」を訴えてきた人物によると、グリーンピースジャパンは個人の寄付のみで運営されているという。個人名義の寄付なら税金を免除される。反捕鯨を訴えるのはけっこうだが、社会的に迷惑なパフォーマンスは許しがたい。免税でういた資金でそのような活動を行っているとすればなおさらだ。シーシェパードとグリーンピースは違うとも強調していたが、シーシェパードが活動する下地を築いたのは間違いなくグリーンピースである。
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GP自体が胡散臭い活動だし、環境保護ビジネスの草分けでもありますしね。
気温統計データスキャンダルに見られるように、Co2温暖仮説も怪しいのですが、排出権取引市場で利権を稼ごうという連中が多く、GPもその仲間だと思っています。

カナダのハーン漁業海洋相がシーシェパードを指して

資金提供者にたかる金食いペテン師の集まり

と公言しているのがGPにも当てはまります。連中の主張は私のような一民間人の経験からも誇張された嘘であることがわかるくらいですから。

あいかわらず事実認識が一方的ですね。

>鯨肉需要は少ないのか?
>供給が少ないだけではないのか?

需要が少ないんでしょうね。
なにしろ山田さんも「クジラの消費量、かなり落ち込んでいるのですね」とぼやいておられましたから。
http://www.maff.go.jp/j/press-conf/min/100629.html


>利用できない部位が投棄されているのを誇張しているように思える。

「雑肉」は商品になります。
つまり商品になる肉を海に捨てる。
だから「捨てるくらいなら捕るなよ」と揶揄されるわけなのです。


>私はグリーンだのエコだの採算が取れない事業の方がよほど無駄だと考えている。

答えになってないですよ。
“~の方がよほど無駄”、つまり調査捕鯨も無駄ってことに変わりはないと、そういった理解でよろしいですかな?

ひさしぶりですね、r13812さん。
消費が落ち込んでいれば出荷量を抑えて価格を調整すれば良いこと。それが行われてます。
内臓は捨てますよ。船舶のストック量も限られているのに全部持ち帰れと?
日本しかしていないので存続に値すると言っています。

グリーンピースの記事には必ず投稿をなさっていますね。サイバーアクションもそのように教育されるのですか?

雑肉という言葉が聞きなれなかったんで調べてみましたよ。
グリーンピースの記事ばかりヒットしますね。

そもそも税金の無駄遣いの監視はGPの仕事じゃないと思いますけどね。

現在の捕鯨にしたって乱獲とは程遠い状態なのですから。

そのとおりです。
衰退するものはしかたがないにしても、それをグリーンピースやシーシェパードが食い物にしている。
社会経験を積めばそれなりのリテラシーが身につくはずなんですが、そうでない人々は陰謀論に傾倒します。
奪い合いをするほどこのパイはおいしいものなんでしょう。

GPの募金の大半は事務経費に振り向けられるということは、この連中の給料になっているということです。
また、権威主義的な発言は権威主義による利権獲得を目指していると思います。環境対策ランキングで、GPに協力しないという理由で任天堂を最下位にする団体ですから。

なるほど、事務経費ですか。調べてみる価値はありますね。
連中どういうわけかアップルは大好きなんですよね。
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D'z

Author:D'z
D'z(ダイズ、ディズとでも)
危険なこと、汚れることが大好き
サメ野朗。

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