ファッション化したエコロジー思想

捕鯨やイルカ猟に反対する連中はなぜかビーガン、菜食主義の提唱者で、ネコをかわいがっているような連中だ。連中は無農薬の野菜のためにどれだけの犠牲が払われているかわかっているのだろうか?狩られることがなくなったシカがアツモリソウを絶滅に追いやろうとしている事を知っているのだろうか?連中がひいきするシャチやネコがラッコを殺していることを知っているのだろうか?

捕鯨やイルカ漁に反対する連中をよく見て欲しい。反体制を唱え、自然に直接関係しない業界で活躍し、奇抜でパンクなファッションを愛好する者たちだ。ファッション第一の彼らは自分たちを崇高化するため、美容と健康を気づかって野菜を食べると主張し、注目を集めるため畜産、水産、林業、狩猟など第一次産業に関わる人々や真に環境保全に関わる人々を攻撃し始めた。クジラを殺すな、イルカを殺すな、サメを殺すな、シカを殺すな、イヌやネコを虐待するな。安易なエコロジー思想が連中を後押しした。雑草とりでさえ「自然破壊!」と叫びだしかねない連中だ。

捕食者なき世界とナショナルジオグラフィック2010年3月号
捕食者なき世界
 ウィリアム ソウルゼンバーグ William Stolzenburg (著)
 文藝春秋 (刊)
 野中 香方子 (訳)
 高槻 成紀 (解説)

ナショナルジオグラフィック日本版 2010年3月号
 日経ナショナル ジオグラフィック社

これらを読み私はこう考えるようになった。守るべき生態系は200年も前に、人間が銃で狩猟を始めたころからに失われていたことに気づかせてくれる。

ラッコはウニがケルプを食い尽くすのを抑えていたが、動物界で最も厚い毛皮のために乱獲された。ラッコは狩猟による絶滅危機から奇跡的に回復したが、捕鯨によりクジラという餌を失ったシャチがラッコを食い始めたという。本文では一頭のシャチが一日に必要とするラッコは4、5匹で、6年間で40000匹のラッコの消失は3.7頭のシャチで説明できると記されている。この書はシャチが海洋で最強のハンターであることを思い出させてくれる。アニマルライツを主張する連中は、シーワールドにいるこの最強の捕食者を自然に還せなどとほざいている。

シカはオオカミが絶滅したことで自制することなく増え、植物を食い潰してゆく。シカは将来自分たちが餓死して死滅することなど考えず、やわらかい植物の若芽を食べつくす。捕食者がいなくなったことでその行動範囲をどんどん拡大していく。その様はまるで主義主張を強要する一部のビーガンのようだ。日本では鳥獣保護区の放置や敷居が高すぎる狩猟がそれに拍車をかけている。私もシカの被害を体験的に知っており、ハンターになることを望んだ。しかし、同居家族の同意が得られず銃の取得に至らなかった。彼らの反対理由は「殺生は絶対にだめだ」という一点張りであった。

この捕食者なき世界には、人為的にオオカミを導入したアメリカのイエローストーン国立公園のことについても触れられている。これに関してはナショナルジオグラフィックの2010年3月号にあるオオカミとの戦い(ダグラス・H・チャドウィック)に詳細があった。この記事が素晴らしいのは「シカやエルク、クマ、オオカミといった大型哺乳動物は絶えず学習し、行動を変えている。」(77項)という点に言及していることだ。両書をあわせて読むと捕食者に対してより理解が深まるだろう。

こうしたことを知っていれば、「動物を殺すな」と叫ぶ連中を支持することなどできないはずだ。ファッション化した環境保全活動は正当な保全活動を阻害する。あるいは現在均衡を保たれている自然を破壊する。これほど野蛮なことが他にあるだろうか?私は第一次産業に従事する人々と、地道な研究を続ける人々を支持する。ファッションエコロジスト、シーシェパード、グリーンピース、PETA、SHAC、ALF、ELF、並びにこれらと同様な主張を行う個人、団体は絶対に支持しない。

SEA NO EVIL
(財)日本鯨類研究所 提供の画像をコラージュ
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