SIG SAUER が MCX Spear を市販予定 - 歓迎できない NGSW 選定中のアナウンス

2022年4月19日追記
Next Genereation Squad Weapon の XM5、XM250 は Sig Sauer 案に決定した。


13日、SIG SAUER が NGSW 選考中の MCX SPEAR の商用展開を発表した。277 SIG FURY 弾、SLX サプレッサーも販売するという。

個人的にはこの発表を歓迎しない。NGSW は現時点で選考段階であり、MCX SPEAR は警察機関や州兵の主力である 5.56mm NATO をしのぐ殺傷力を持つからだ。Truevelocity もポリマー実包の市販を行ったが、これは既存の銃器の性能を極端に上げるものではなかった。
販売数、購入者は絞るのだろうが、購入者はすぐにでも SNS を通じその性能を全世界に広めるだろう。
MCX SPEAR の市販は NGSW 採用を見越しての市場拡大を狙ったものか、不採用に際しての備えなのか。

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NGSW-FC は Vortex 製に決定か

7日、米国メディアが米軍次世代分隊火器 NGSW の火器管制機器は Vortex Optics のものに決定したと報じた。Vortex Optics/ShelteredWings は10年で25万基の 1-8×30 Active Reticle Fire Control 照準器を米軍に提供する事になる。
XM157 NGSW-FC は可変倍率、レーザー測距、レーザー照準、弾道計算などこれまで個別のデバイスで行っていた機能を統合、標準化する。
これにより全歩兵が強力なスカウトとなる。より遠方からより正確、致死的な射撃。このコンセプトは我が国の防衛も目指すところであるはずだ。

ウィンチェスターが NGSW 6.8mm 弾薬を製造か

1月3日、Winchester ammunition が米軍次世代分隊火器 Next Generation Suquad Weapon の 6.8mm口径弾薬の製造を受注したとする報じるメディアが表れた。
NGSW の正式な発表はまだないが、Sig Sauer の 6.8 FURY、Truevelocity の 6.8 TVCM のいずれかを Winchester が製造するということだろうか。
Truevelocity は様々な弾薬を改良、製造しており、Winchester が製造を請け負う事には合理性があるが、Sig Sauer は 銃と弾薬を一貫して開発してきており、Winchester がこれを担う事は不自然に思える。

Winchester は昨年末にも 7.62mm の製造を受注しており、米国が小火器の大口径化を推進している事がうかがえる。2022年は現在主力の 5.56mm を再考すべき年となりそうだ。
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