北朝鮮船舶の積荷はFCS

17日、「北朝鮮船舶からミサイル」という報道を耳にしたため調べてみた。
メディアはプリンカップ状の物体を映しているが、これはミサイルの弾頭ではない。
旧ソ連製地対空ミサイルC-75(NATOコード:SA-2 ガイドライン)の射撃管制装置の一部、
CHP-75(NATOコード:SNR-75 ファンソング)の P-11 レーダー部だ。

SNR75fansong
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Fan_Song_fire_control_radar_of_the_SA-2_SAM-system.JPEG より
SNR-75 の後面を撮影した画像。左側の板状レーダー部が該当部位。
影になっているがプリン状の形状が確認できる。

このレーダーは60~75km の飛行物体を探知し、UHFビームの照射でミサイルを誘導する。
最大6目標を同時追尾可能だが、交戦可能なのは1目標のみ。


mig21
http://en.wikipedia.org/wiki/File:FAR-MiG-21bisLAZUR%28DN-ST-97-00882%29.jpg より
他にも MiG-21 が積載されていたと報道されているが・・・・・・

キューバも北朝鮮も旧ソ連軍の兵器を現在も運用している。
互いに有用な兵器の部品をトレードをしていたとしても不思議ではない。

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土用の丑の日にあえてウナギを食べない

メディアのウナギに対する報道にはうんざりしている。
ウナギの旬は秋から冬にかけてであり、夏ばてを防止する栄養価の高い食材は無数にある。

淡白な白身魚を代替魚に

ウナギの代替魚としてマアナゴが注目されているようだ。
ウナギ目アナゴ科の魚で肉質がウナギに似ているが、ウナギに比べ細い。
ウナギ同様レプトセファルスからの変態を経て成魚となるため養殖は困難であり、水揚げ量も少なくなってきている。

サンマの蒲焼をウナギの代替とした商品がある。
身が細長く、蒲焼はウナギのそれに似る。
ただし、サンマは同じタレを使って料理しても青魚独特の臭みが残る。

sanma.jpg
鹿児島県の水産会社が発売していたサンマの蒲焼。
安価で美味だが青魚という印象が隠せていない。


そこでウナギの代替として提案したいのがサメなどの白身魚だ。
一部のサメには独特のアンモニア臭があるが、焼けば消える。
加えてサメは軟骨魚類であり、背骨を除けば骨を気にする必要がない。
ホシザメのような小型のサメでもウナギより大きく、ボリュームがある。
サメの水揚げのピークは6月で、土用丑の日に一定量確保できるのではないだろうか。
うな重に代わりふか重として普及することはできないだろうか。

チョウザメはどうだろうか。
サメとは違い淡水産の硬骨魚類だが、ウナギとは違い養殖技術が確立している。
キャビアだけでなく、身も美味だという。
養鰻の技術を応用することはできないだろうか。

夏に旬を迎えるカレイはどうだろうか。
カレイ目はヒラメと旬の時期が逆で夏季に美味となる。
シタビラメウシノシタ)はウナギの蒲焼と同等の大きさで、
開かずともウナギに似た見た目を得られるのではないだろうか。


夏の土用の丑の日にウナギを食べる必要性はない。
完全養殖は高コストで万能ではない。
小売側も輸入や養殖に期待せず、今の時代に即した新しい商品を生み出して欲しいものだ。
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D'z(ダイズ、ディズとでも)
危険なこと、汚れることが大好き
サメ野朗。

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