No Sea Shepherd - シーシェパード4隻目の船舶は耐氷船か
※12月6日、Sam Simon は元第八海工丸と判明
シーシェパードの4隻目の情報を求めるアクセスが増加している。
シーシェパードの支持者が私のブログをクルーにリークしたため、クルーの発言を得ることができた。
・4隻目は SOLEA、Stephan Jantzen ではない
・アイスクラス規定適用船舶である
・日本の船舶を追跡する用途
・船舶は一部のクルーのみにしか知らされていない
・シーシェパードは燃料費の高騰で大型の船舶を望んでいない
アイスクラス規定とは氷海を航行する能力を表すもので、アイスクラス1Aでは氷厚80cm、1Cでは氷厚40cmを航行できることを表している。北欧では氷海での運用を前提とした船舶の弾数が多く、珍しいものではない。


(財)日本鯨類研究所 提供
過去にグリーンピースが調査捕鯨の妨害に用いたアークティック・サンライズ(MV Arctic Sunrise)もアイスクラス規定適用の船舶であった。シーシェパードも同クラスの船舶を用意していると見るべきだろう。

シーシェパードの4隻目の情報を求めるアクセスが増加している。
シーシェパードの支持者が私のブログをクルーにリークしたため、クルーの発言を得ることができた。
・4隻目は SOLEA、Stephan Jantzen ではない
・アイスクラス規定適用船舶である
・日本の船舶を追跡する用途
・船舶は一部のクルーのみにしか知らされていない
・シーシェパードは燃料費の高騰で大型の船舶を望んでいない
アイスクラス規定とは氷海を航行する能力を表すもので、アイスクラス1Aでは氷厚80cm、1Cでは氷厚40cmを航行できることを表している。北欧では氷海での運用を前提とした船舶の弾数が多く、珍しいものではない。


(財)日本鯨類研究所 提供
過去にグリーンピースが調査捕鯨の妨害に用いたアークティック・サンライズ(MV Arctic Sunrise)もアイスクラス規定適用の船舶であった。シーシェパードも同クラスの船舶を用意していると見るべきだろう。

スポンサーサイト
週刊誌の記事に対し
週刊ポスト2012年8月10日号が「調査捕鯨とシーシェパード対策に復興予算が使われた」と批判した記事を掲載しているようだ。
NEWSポストセブン
復興用の予算からシーシェパード対策費に5億円使われていた
http://www.news-postseven.com/archives/20120803_134319.html
この記事がいう「昨年度予算」とは水産庁に配分された平成23年度第3次水産関係補正予算のことだが、その総額は4989億円である。
水産庁
平成23年度第3次水産関係補正予算の概要
http://www.jfa.maff.go.jp/j/budget/23_hosei/pdf/3jiyosan_gaiyo.pdf
水産に関わる様々な分野の復興にそれぞれ数億~数百億円が投じられているが、調査捕鯨への補填23億円は水産庁に配分された予算の0.46パーセントである。調査捕鯨の副産物は卸値で数十億円で末端では100億円以上の市場となる。石巻では今日も沿岸における捕鯨、調査捕鯨が行われており、南極海での調査捕鯨(JARPAⅡ)は捕鯨技術の維持育成のための貴重な機会ともなっている。東北は鯨肉の主要な消費地のひとつであり、鯨肉の流通を維持するにも調査捕鯨に依存せざるを得ない部分がある。
また記事では
調査捕鯨船の母船は広島港から出港しており、石巻とは何の関係もない。
と記述されているが、調査捕鯨船の母船、日新丸は過去に何度も石巻へ寄航し、副産物の陸揚げを行っている。広島には造船元があるので整備のために寄航するのだが、それこそ関係のない話だ。
このようなことを調べもせず、「わかりました、石巻の復興と調査捕鯨費用は何も関係ないですね」 などと話を切り上げる取材側の厚顔ぶりにはあきれたものだ。関係者にはこのような取材に対しても毅然とした態度で望んで欲しい。
NEWSポストセブン
復興用の予算からシーシェパード対策費に5億円使われていた
http://www.news-postseven.com/archives/20120803_134319.html
この記事がいう「昨年度予算」とは水産庁に配分された平成23年度第3次水産関係補正予算のことだが、その総額は4989億円である。
水産庁
平成23年度第3次水産関係補正予算の概要
http://www.jfa.maff.go.jp/j/budget/23_hosei/pdf/3jiyosan_gaiyo.pdf
水産に関わる様々な分野の復興にそれぞれ数億~数百億円が投じられているが、調査捕鯨への補填23億円は水産庁に配分された予算の0.46パーセントである。調査捕鯨の副産物は卸値で数十億円で末端では100億円以上の市場となる。石巻では今日も沿岸における捕鯨、調査捕鯨が行われており、南極海での調査捕鯨(JARPAⅡ)は捕鯨技術の維持育成のための貴重な機会ともなっている。東北は鯨肉の主要な消費地のひとつであり、鯨肉の流通を維持するにも調査捕鯨に依存せざるを得ない部分がある。
また記事では
調査捕鯨船の母船は広島港から出港しており、石巻とは何の関係もない。
と記述されているが、調査捕鯨船の母船、日新丸は過去に何度も石巻へ寄航し、副産物の陸揚げを行っている。広島には造船元があるので整備のために寄航するのだが、それこそ関係のない話だ。
このようなことを調べもせず、「わかりました、石巻の復興と調査捕鯨費用は何も関係ないですね」 などと話を切り上げる取材側の厚顔ぶりにはあきれたものだ。関係者にはこのような取材に対しても毅然とした態度で望んで欲しい。
No Sea Shepherd - ベシューンが500,000ドルの訴訟

右側の人物をご存知だろうか。日本の調査捕鯨に従事する人々に向けガス圧を利用したスパッドガンでアーチェリーの矢やガラス瓶の発射を繰り返したうえに、船舶同士の接触事故を引き起こした人物だ。傷害罪、威力業務妨害罪、銃刀法違反罪、器物損壊罪、艦船侵入罪、すべてにおいて有罪となった。
このニュージーランド人がシーシェパードに対して500,000ドルの訴訟を起こしていたことを発表したようだ。
stuff.co.nz
Eco warrior Peter Bethune fights for $500k
http://www.stuff.co.nz/environment/7386819/Eco-warrior-Peter-Bethune-fights-for-500k
3NEWS
Pete Bethune sues Sea Shepherd for $500,000
http://www.3news.co.nz/Pete-Bethune-suing-Sea-Shepherd-for-500000/tabid/423/articleID/263391/Default.aspx
ecorazzi
Pete Bethune: ‘Sea Shepherd Treated Me Like a Used Condom’
http://www.ecorazzi.com/2012/07/30/pete-bethune-sea-shepherd-treated-me-like-a-used-condom/
注意;閲覧時フリーズの可能性あり
シーシェパードのベシューンに対する扱いは酷いもので、破損した Ady Gil の回収を放棄し自沈させたり、船舶への侵入を指示したり、当初約束した金銭を支払わず除名処分にするなど、同情を覚える。しかし、これまでの行いは到底許されるものではない。

(財)日本鯨類研究所 提供
ベシューンらは2009年にガス圧を利用して物体を発射するスパッドガンをシーシェパードに持ち込んだ。以後、シーシェパードはスパッドガンやペイントボールマーカーを利用するようになり、その功罪は大きい。

船舶の衝突も、船上で仲間とふざけているうちに起こった過失事故。この人物は2007年にもグアテマラの漁船と接触事故を起こし、死者を出している。
ベシューンが過去の行いを悔い改め、活動のスタンスを変えるのであればそれは支持する。勝訴したならば、新しいチャレンジに挑んでほしい。