No Sea Shepherd - Gojira の船名が Brigitte Bardot に変更

25日、フランス語圏の報道でシーシェパードの船舶 Gojira の名称が Brigitte Bardot(ブリジット・バルドー)に変更されると報じられていた。

La Provence.com
Le bateau écolo Brigitte Bardot officiellement baptisé

http://www.laprovence.com/actu/region-en-direct/le-bateau-ecolo-brigitte-bardot-officiellement-baptise

ROMANDIE NEWS
Un bateau nommé Brigitte-Bardot pour défendre les espèces marines

http://www.romandie.com/news/n/_Un_bateau_nomme_Brigitte_Bardot_pour_defendre_les_especes_marines250520111805.asp

ラ・プロバンスの記事では船体が白色に塗られ、女性のマーキングが施されている写真が掲載されている。

バルドーはフランスの元女優だが、PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)の会員であり、フェロー諸島のゴンドウクジラ猟の妨害活動でシーシェパードを支援していた人物である。

(財)日本鯨類研究所 提供

(財)日本鯨類研究所 提供
(財)日本鯨類研究所 提供
Gojira は 船名を Brigitte-Bardot に変えた。
Gojira change un nom dans Brigitte-Bardot.

これは完全にネームバリューのビジネス。シーシェパードは船名を売買することで寄付金を得て、支援者は寄付を名目に免税処置を受けると同時に売名ができる。これを断つにはシーシェパードの活動が支援者の名誉を傷つけるものであることを世界的に知ってもらう必要があるだろう。

noseaevil
シーシェパードは世界各国に支部を持ち、それぞれ性質が似た団体と連携してきた。少数の者がボランティアを使って営利活動を行う様はミツバチの巣箱と同じだ。

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No Sea Shepherd - 映画界に進出したいポール・ワトソン

シーシェパードの船舶 Steve Irwin はフランスのカンヌを出航して Gojira が停泊していたラシオタに向かったようだ。Steve Irwin がカンヌに停泊していた理由は11~22日まで行われた第64回カンヌ国際映画祭に参加するためだろう。どうやらポール・ワトソンの映画も出展していたらしい。

Eco-Pirate: The Story of Paul Watson
http://www.imdb.com/title/tt1794779/

eOne Films
Eco Pirate: The Story of Paul Watson - Trailer

http://www.youtube.com/watch?v=SBm0ds2zXpM

この映画は過去の映像を編集したもので、ユアン・マクレガー主演の映画とはまた違うもののようだ。グリーンピースの設立者の Patrick Moore パトリック・ムーアと Rex Weyler レックス・ワイラーも出演しているようだが、「SHARK WATER にもでてたよな、おまえら」というお決まりの面子だ。

こいつらの映画のために疑わしい環境保護活動が拡散され、世界中から憎悪を向けられている人々がいるかと思うと実に腹立たしい。



この映像はシーシェパード主導のコーヴガーディアンズで活動するカナダ人、タラ・シャノン・ミランが撮影しインターネットに公開した映像に日本語字幕が付加されたものだ。この映像にはフランス語の字幕を施す必要があるだろう。

noseaevil
Interpol demande de l'information supplémentaire au sujet de lui par rapport à une infraction.

No Sea Shepherd - 太平洋の島国とシーシェパード

パラオとの協定を破棄されたシーシェパードだが、次の行き先を探している。

Radio New Zealand International
Sea Shepherd looks to help other Pacific Islands with marine surveillance

http://www.rnzi.com/pages/news.php?op=read&id=60736

ポール・ワトソンが太平洋上の島国と関係を結びたがるのには理由がある。これら島国は政府の力が弱く洋上での活動が容易であり、逃亡先として機能するからだ。ワトソンは60を過ぎており、安定した環境を求めているのかもしれない。私は漁業関係者や法執行機関を侮辱し、自団体に参加するボランティアすら使い倒す、この自己顕示欲の怪物に安穏とした老後生活を送らさせる気はない。

noseaevil
Interpol requests additional information about him in relation to a crime.

ゴンドウクジラの集団座礁

スコットランド西部の Loch Carnan でゴンドウクジラ100頭が浅瀬に迷い込んだという報道があり、「クジラ 地震」のキーワード検索で当ブログを訪れる人が急増した。

Gigazine
クジラ約100頭がイギリス沿岸で座礁、1頭でも残れば仲間も残って全滅の危険も
http://gigazine.net/news/201100522_whales_stranding/

この記事では最初に岸へ向かおうとする Key whale の存在にも触れられているが、地震との関連を伝えてはいない。

私は鯨類の専門家ではないし、原因について調査できる立場でもない。しかし、今鯨類について研究している人々やこれから研究しようとしている人々の参考になればと思う。

ヒレナガゴンドウやコビレゴンドウは集団座礁をしばしば起こしている。他のハクジラと何が違うのだろうか。ゴンドウクジラ類は前頭部が前に突き出し、クチバシが短い種である。ラフバラ大学の David Goodson がディスカバリーチャンネルの撮影で興味深いことを述べている(The Ultimate Guide イルカ)。普段イルカは聴覚により情報を得ており、食料を探し回っているときのみエコーロケーションを使うというのだ。また、下顎の歯の並びがエコーロケーションの超音波の受信に関係しているという。鯨類は鼻腔で発した音を頭部にあるメロンと呼ばれる脂肪組織で屈折、収束させた音波を発する。音波の受信は下顎の骨と脂肪組織を通して内耳に伝えられると考えられている。

一方でヒゲクジラには下顎に脂肪組織が存在せず、ヒゲクジラは下顎を介して音を知覚していないと推定されている。

バンドウイルカとハナゴンドウの頭骨

上はバンドウイルカ、下はハナゴンドウの頭骨だ。バンドウイルカの顎は前方に突き出すように伸びており、歯の数も上下それぞれ50~60本の歯を供えている。ハナゴンドウは下顎に4~14本の歯を持つのみとなっている。カズハゴンドウは上下それぞれに40~50本の歯を持っている。顎が前方に伸びていない種に集団座礁の傾向があるように思う。Goodson が言うように下顎と歯の並びが音波の受信と関係しているのなら、ゴンドウクジラ類は他のハクジラよりうまく音波の情報を処理できていないのかもしれない。

ゴンドウクジラ類は集団で餌生物を追う。主に魚類や頭足類だが、日本近海のヤリイカは早春から産卵期に入り沿岸に集まってくる。また、水温や気圧の影響を受けて約10年周期で資源量が増減するという。2009年2月10日にフィリピンのマニラ湾で200頭のカズハゴンドウの集団座礁について世界自然保護基金WWF は餌不足が原因だと発表した。

The INQUIRER Network
WWF CHIEF SAYS
Hunger drove Bataan whale beaching

http://newsinfo.inquirer.net/topstories/topstories/view/20090430-202373/Hunger-drove-Bataan-whale-beaching


地震も鯨類の集団座礁も毎年世界のどこかしらで起こっていることなので結びつけるのは簡単だ。地震や地磁気だけでなく、水温や餌生物、鯨類の生態など追求すべきことは多くある。もっと連中や身の回りの事象について知る必要があるだろう。

No Sea Shepherd - 防がれたシーシェパードのパラオ進出

シーシェパードがパラオ共和国との契約を破棄されたことを発表した。

Will Japan Provide Anti-poaching Support to the Republic of Palau?
http://www.seashepherd.org/news-and-media/news-110517-1.html
注意:シーシェパードの公式ページ

水産庁が動いたという報道は誤りだ。この件に尽力されたのは別の団体だ。私はこのブログを通し、人知れず動いていた人々の存在を知ることができた。

さて、フランス入りしたシーシェパードだが、6月中にマルタ周辺海域で操業中の漁船に対するハラスメントを実行するつもりだ。これは6月3日に放映を開始する Whale Wars と併せたものだ。昨年度、シーシェパードの公式サイトは6月に前月のアクセス数の2倍以上となった。Whale Wars season3 の放映に併せて、マグロ漁船への妨害をマスメディアに報じさせたからだ。

サイトの価値は日本鯨類研究所の10倍以上

マルタ島は地中海の中央に位置し、南方にはリビアがある。シーシェパードはマルタ周辺を現在内戦が起こっているリビアの海域と錯覚させている。この活動を阻止するには欧州各国の協力が必要だ。

また、Gojira の船籍が南アフリカになったことは間違いないようだ。近いうちに船名も変更する可能性がある。

(財)日本鯨類研究所 提供
日本鯨類研究所 提供
シーマンシップのかけらも持たない操舵手が操るトリマラン型(三胴船)から逃れるには、両側に突き出たサイドハルに自船を当てることだ。この手の船舶はわずかな歪みでも著しく運動性を損なう。

このような行為を行う集団との協力関係を破棄したパラオの関係者と、この件に尽力した日本の人々に敬意を表する。

noseaevil
Interpol requests additional information about him in relation to a crime.

No Sea Shepherd - フランス入りしたシーシェパード

シーシェパードの船舶 Steve Irwin と Gojira がフランス入りしている。今回シーシェパードが標的にしているのがリビア人が所有するフランス国籍の漁船だ。フランスのセット Sete にいるサポーターらに10隻の漁船を監視させているという。

Ten Libyan Bluefin Tuna Poaching Boats Detained in France
http://www.seashepherd.org/news-and-media/news-110513-1.html
注意:シーシェパードの公式サイト


こうした動きは日本やオーストラリアでも確認できる。支持者らがハラスメントの対象とする船舶の位置情報を提供している。日本ではグリーンピースジャパンが捕鯨に従事する船舶の出航を公然にしている。

オーストラリアの Taz patrol もブログ上でグリーンピースジャパンのインフォーマーがいるとしている。しかし、この集団は実質機能していなかった。2009年に調査捕鯨の船団の位置情報は Taz patrol が直接確認したものではなく、他の船舶から得た情報をシーシェパードに提供しただけだった。Taz patrol の能力では南極海に展開する船舶を発見することは難しい。twitter上では「日本の船舶に侵入したピーター・ベシューンを奪還する」などとも発信していたが、不可能なことだ。

調査捕鯨の船舶が発見されることは不思議なことではない。数ヶ月の時間と船舶のレーダーを用いていれば見つからない方がおかしい。

シーシェパードはすでに「危険なリビア」で活動することをマスメディアを通じて発信している。戦うスタンスを演じて注目を集めようとしている。前年同様、リビア沖とも表現できるマルタ周辺海域で操業中の漁船にハラスメントを行うことが考えられる。

noseaevil
Interpol requests additional information about him in relation to a crime.

No Sea Shepherd - フランス入りしたGojira

シーシェパードの Gojira がフランスのラ・シオタに入港したようだ。

(財)日本鯨類研究所 提供
(財)日本鯨類研究所 提供

Steve Irwin はスエズ運河を抜けるだろう。
(財)日本鯨類研究所 提供
(財)日本鯨類研究所 提供の画像をもとにイメージを作成
船体にダズル迷彩を施し、軍用艦を装っている。

SEA NO EVIL

No Sea Shepherd - サイトの価値は日本鯨類研究所の10倍以上

あるサービスを使うことで、シーシェパードの公式ホームページのアクセス数を知ることができた。このサービスに日本からのアクセスが集中すると問題がありそうなので詳細については割愛させていただく。

SeaShepherd.org のサイトへのアクセス数は一ヶ月で10万を超えている。ユニークアクセスは4万前後だ。一日に3000件を超えるアクセス数だ。同サービスでは40万ドルの価値があると分析された。

アクセスの急増は2010年の6月、この月に前月の2倍以上のアクセス数となった。考えられる原因は、Whale Wars season3 の放映開始と地中海のマグロ漁妨害と太地町のコーヴ・ガーディアンズの活動開始など複数のキャンペーンが重なったためだ。それまで毎月6万程度だったアクセスが同月は20万以上に急増した。

アクセスの3割はアメリカ、1割半はイギリスだが、ついでイタリア、ドイツ、フランス、カナダ、意外にもオーストラリアからのアクセス数は少ない。


日本鯨類研究所ICJ のアクセス数も調べさせてもらったが、毎月1万件程度となっている。これはSave Japan Dolphins org. と同等のアクセス数となっている。その価値はシーシェパードの10分の1程度の価値でしかない。さらに反捕鯨を主張する団体を加えれば、日本で捕鯨に関わる団体が非常に苦しい立場にあることが伺い知れる。


だが、サイトへのアクセス数が単純に価値観の良し悪しを決めるものではない。強行に反捕鯨を訴える団体はデモ活動を煽動したり、国際捕鯨委員会IWC の会場でもパフォーマンスを行ったりとモラルから逸脱した活動を繰り返している。

以前から指摘しているが、鯨研がやらなければならないことはサイトの改変を行い、頻繁な更新を行って日本国内の人々の理解を得ることだろう。SEO(検索エンジン最適化、ページが検索エンジンの上位に表示されるようにすること)を行い、サイトの製作や鯨類の写真、図、イラストなどを信頼のおける企業に外注しても良いだろう。これらは理不尽な反捕鯨を主張する団体らが行ってきたことだ。このような連中を相手にするには法や規定の遵守だけを主張していてもだめだ。

SEA NO EVIL

coveguardian

No Sea Shepherd - 船籍を変えたGojira

オーストラリアのフリーマントルでダズル迷彩塗装を施したシーシェパードの船舶 Steve Irwin は地中海に向かっているらしく、アデン湾でソマリアの海賊に遭遇したと主張している。

Steve Irwin Tailed by Somali Pirates in the Gulf of Aden
http://www.seashepherd.org/news-and-media/news-110503-1.html
注意:シーシェパードの公式ホームページ

2枚の写真があるが、これを海賊と断定するのはいかがなものか。

それよりも、ガラパゴスを経由してパナマを抜けたという Gojira の船籍がオーストラリアから南アフリカに変わっている可能性がある。確認されたい。

(財)日本鯨類研究所 提供
(財)日本鯨類研究所 提供
オーストラリアの国内法での立件を回避するためと思われる。

noseaevil


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Author:D'z
D'z(ダイズ、ディズとでも)
危険なこと、汚れることが大好き
サメ野朗。

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