Ban Sea Shepherd Legal's for Palau - シーシェパード・リーガルの役員はシーシェパード

在パラオ日本国大使館シーシェパード

在パラオ日本国大使館がインターネット上に上記の文章を掲載していたことで、シーシェパード・リーガルについて調べた。パラオ弁護士会とパラオ国家海洋保護区事務局はあえて虚偽の報告をしたのだろうか。下記は Sea Shepherd Legal のページに掲載された文章である。

Our board members include: Captain Paul Watson, Pamela Anderson, Tambrey Laine, Catherine Pruett, Peter Rysman, Pritam Singh and Brett Sommermeyer.

シーシェパード・リーガルのネットワークはまだ規模が小さく、構成員の名がインターネット上では検索しにくかった。
board members とは 役員会 のことである。
ポール・ワトソン指名手配犯、女優のパメラ・アンダーソン以外の人員もシーシェパードの役員であることも確認できた。

 Pamela Anderson - Chair of the board

 Pritam Singh - Sea Shepherd President

 Tambrey Laine - Sea Shepherd board of directors
 Peter Rysman - Sea Shepherd board of directors

Sea Sheperd Legal のExecutive Director (事務局長)は Catherine Pruett であり、Global Insular Conservation Society のコンサルタントを兼任している。
下記のページに Catherine Pruett によるシーシェパード・リーガルの設立趣旨がある。

 http://www.abajournal.com/magazine/article/sea_shepherd_law_firm_wont_make_waves_like_the_protest_group


これをもって「シーシェパード・リーガルはシーシェパードとは関係のない団体」とは言えない。

このように直接行動を制約された過激派集団が法廷闘争にシフトさせようとする構図は、日本国内でも同様のケースを見ている。パラオではシーシェパード以外にもグリーンピースが絡んでいたこともわかった。パラオ弁護士会とパラオ国家海洋保護区事務局内にはそれらとつながりが強い者がいるとみてよいだろう。関係省庁にはもっと慎重な対応を求めたい。


関連エントリ
Ban Sea Shepherd for Palau - シーシェパードがパラオに再接近
No Sea Shepherd - 防がれたシーシェパードのパラオ進出
No Sea Shepherd - 止めなければならないシーシェパードのパラオ進出
No Sea Shepherd - シーシェパードがパラオと契約を結んだ背景


SEA NO EVIL
スポンサーサイト

Ban Sea Shepherd for Palau - シーシェパードがパラオに再接近

シーシェパードが再度パラオ共和国政府と契約を結び、すでに活動を始めていたようである。
詳細は2011年にご尽力された早川氏のブログにある。

 やしの実通信
 http://blog.canpan.info/yashinomi/archive/1926

2011年に契約を撤回させた関係者の努力を踏みにじるような行為には失望した。在パラオ日本国大使館は、パラオ政府がシーシェパードの派生団体との関係を承知の上で、インターネット上に公表していたのである。

 パラオ情勢(2016年10月号) : 在パラオ日本国大使館
 http://www.palau.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000107.html

現在、該当のページに シーシェパード のキーワードはないが、少なくとも2016年12月15日から2017年3月22日まで下記のような記載があったことは私も確認している。
在パラオ日本国大使館シーシェパード
該当ページのキャッシュ


 パラオ情勢(2016年11月号) : 在パラオ日本国大使館
 http://www.palau.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000018.html

シーシェパードリーガルワークショップ
該当ページのキャッシュ
こちらも現在はシーシェパード・リーガルの研修が開催された旨の文章は削除されている。


パラオ政府は3月7日に SeaShperd Legal から2度目のワークショップを受講しており、現パラオ大統領の Thomas Esang Remengesau, Jr. も twitter でこのことを報告していた。

 Island Times
 http://islandtimes.us/sea-shepherd-legals-second-workshop-with-the-palau-national-marine-sanctuary-and-palau-state-bar-association-is-a-success/

パラオ弁護士会とパラオ国家海洋保護局は「シーシェパード・リーガルはシーシェパードとは関係性のない団体」などと主張したようだが、よくもそのようなことを言えたものだ。下記の文章は Sea Shepherd Legal の設立趣旨である。

At Sea Shepherd Legal, we are working to change the polices, practices, actions and inactions that imperil marine species — adding a new dimension to Sea Shepherd’s 40-year record of success.

40年間、法を犯し、海洋に人工物の投棄を続けた集団が何をしてきたか、現パラオ政府と現外務省の担当者は知るべきだ。本件は極めて気分が悪い。これらの動きは逐次確認のうえ、当ブログで報告させていただくこととする。


関連エントリ
No Sea Shepherd - 防がれたシーシェパードのパラオ進出
No Sea Shepherd - 止めなければならないシーシェパードのパラオ進出
No Sea Shepherd - シーシェパードがパラオと契約を結んだ背景



SEA NO EVIL

Ban Sea Shepherd for Vaquita - コガシラネズミイルカのためシーシェパードの排除を

2017年2月3日、2016年までにコガシラネズミイルカの生息数が30頭ほどにまで減少したことが報道された。これは International Committee for the Recovery of the Vaquita (CIRVA) による発表とのことだったが、委員会のレポートにはシーシェパードの観測、サンプルが採用されていることに憤怒した。

そもそも、この委員会自体が WWF などの保守的な団体な支援によるものであり、人為的な保護を試みた形跡がない。哺乳類であるコガシラネズミイルカが30頭程度では種を維持できるレベルにない。もはや人為的な管理下で遺伝子レベルでの管理が必要な状況であり、CIRVA の活動は完全に手遅れであると言わざるを得ない。

seashepherd
Sea Shepherd Conservation Society の Youtube 上の動画より
コガシラネズミイルカの保護を標榜するシーシェパードは
3頭のコガシラネズミイルカの遺骸を発見し、数えることができる程度の魚類とザトウクジラなどを助けたとするが……



Sankei News Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=AwgJ3iEch8Y より

シーシェパードがこれまで海洋に投棄した化繊などは
2012年の時点で少なくとも10トンにも及んだ。


これらはいずれも鯨類の命を奪いかねないものである。シーシェパードはザトウクジラが己らの投棄した人工物で死亡する可能性があることをカリフォルニア湾で証明したようなものだ。

メキシコ政府が行うべきは、シーシェパードなど反社会的な活動を行ってきた団体を委員会から排除し、漁業、動物園、水族館などの関係者を含めた新たな保護委員会を早急に立ち上げ、計画を実行することだ。CIRVA は捕獲調査を行おうとはしておらず、最悪の場合2017年内にもコガシラネズミイルカが絶滅する可能性すらある。まずは生物の繁殖に心得のある人材を受け入れるためにシーシェパードを排除すること。これこそがコガシラネズミイルカを保護する最善の手段である。

noseaevil


関連エントリ
No Sea Shepherd - シーシェパードとメキシコ国家自然保護地区委員会(CONANP)
Seashepherd ignored the endangered vaquita - コガシラネズミイルカを無視したシーシェパードが新たに2隻の船

No Sea Shepherd - シーシェパードのヘリコプターについて

去る1月15日、シーシェパードが調査捕鯨の映像を公開したと報道にあったが、撮影したであろうヘリコプターの機体記号を確認した結果、過去に運用されたものとは違う機体であったことが判明した。

15230602_10154807802898259_1016320720354354579_n.jpg
2016年11月末に Sea Shepherd Globacel が facebook 上で公開した写真(Marcin Dobrowolski)
Robinson R44 Ⅰ型
シーシェパードは SI Blue Hornet と呼称
操縦手は米国籍の Brent Weyer である。
機体記号は VH-IHL で、この機体の所有者は2015年2月の時点ではYAMAHA MOTOR AUSTRALIA PTY. LTD. であった。またもヤマハである。本件に関しヤマハ本体には調査説明を求めたいところである。

fc2blog_201701231620102d2.jpg
2014年までシーシェパードが運用したR44Ⅱ型の写真(Marianna Baldo / Sea Shepherd AU Ltd)
シーシェパードは Sea wasp と呼称。
機体記号は VH-SCM で2015年には ウエストパック銀行 所有の機体となっている。

シーシェパードの捜索の主力はヘリであることはわれてきている。また、米国での裁判結果から船舶の接近を避けているようでもある。ヘリの運用サイクルは短期的であることから、現在のシーシェパードにはヘリを常時運用できる能力がないとも見ることができる。

企業にはシーシェパードのように南極海で人工物を投棄し続けてきた集団に、これ以上船舶や航空機を売買、提供しないよう求めたい。


noseaevil

No Sea Shepherd - シーシェパード新船放水銃について

シーシェパードの Damen 製船舶 Ocean Warrior の左舷後方の甲板上に設置された放水銃について調べた。この放水銃は遠隔操作が可能なモデルであった。

seashepherdoceanwarriorapf7
seashepherdoceanwarriorapf7
シーシェパード関連の SNS 上の画像

alcopowerfighter7
オンラインカタログより形状が一致した Alco Power Fighter 7
16bar での放水と遠隔操作可能なオプションがあることがわかる


seashepherddamen5009
Seashepherd の関連facebookより
該船は FAST CREW SUPPLIER 5009
シーシェパードの呼称は Ocean Warrior
全長52.35m
速力最大30ノット
船体 スチール製
船籍 オランダ アムステルダム
IMO番号 IMO9791262
MMSI番号 244890807

以下は Damen の FAST CREW SUPPLIER 5009 の紹介ページである。
http://products.damen.com/en/ranges/fast-crew-supplier/fcs-5009


noseaevil

No Sea Shepherd - シーシェパード新船紅海を航行中

スロベニアで開催された国際捕鯨委員会総会により、調査捕鯨に関する報道がされている。10月28日現在、シーシェパードの Damen 製船舶 Ocean Warrior はオランダ アムステルダムでの資金集めイベントを終え、オーストラリアに向け紅海を航行中である。すでに甲板上にインターセプターと RHIB の2隻を搭載していることが確認でき、今期の調査捕鯨妨害へ投入することが見込まれる。

seashepherddamen5009
Seashepherd の関連facebookより
該船は FAST CREW SUPPLIER 5009
シーシェパードの呼称は Ocean Warrior
全長52.35m
速力最大30ノット
船体 スチール製
船籍 オランダ アムステルダム
IMO番号 IMO9791262
MMSI番号 244890807

以下は Damen の FAST CREW SUPPLIER 5009 の紹介ページである。
http://products.damen.com/en/ranges/fast-crew-supplier/fcs-5009

該船は先に投入された Brigitte Bardot (Ocean 7 Adventurer、Gojira) の代替として使用される可能性が高い。乾玄は低く、調査船に横付けしての妨害は該船にとっては不利であるが、過去のように人員による投擲や、スパッドガンのような簡易投擲装置、発射式の救難用具を利用し調査船に被害を及ぼそうとする可能性はある。キャッチャー船では甲板上から乗り込まれないように対策する必要があるだろう。

(財)日本鯨類研究所 提供
(一財)日本鯨類研究所 提供
2011年、日新丸に救難用フレアを投げ込んだ旧Gojira(現Brigitte Bardot)
該船は長距離の航海で船体に損傷が生じている可能性があるが、Ocean Warrior がこの役を代替する可能性がある。


noseaevil

No Sea Shepherd - Damen がシーシェパードに船舶提供

シーシェパードが建造していた船舶を進水させたようだ。この船舶はオランダの船舶メーカー、Damen によるものでトルコで建造が進められていた。

seashepherddamen5009
Seashepherd の関連facebookより
該船は FAST CREW SUPPLIER 5009
シーシェパードの呼称は Ocean Warrior
全長52.35m、速力最大30ノット、船体はスチール製であり、後部デッキには船舶、車両、ヘリコプターを搭載可能である。

以下は Damen の FAST CREW SUPPLIER 5009 の紹介ページである。
http://products.damen.com/en/ranges/fast-crew-supplier/fcs-5009

シーシェパードは9月にも該船の引渡を受け、調査捕鯨の妨害に投入すると宣言している。Damen はインターセプターや RHIB など小型の船舶も扱っており、セットで販売している可能性がある。

各国に海洋警備艇を提供している Damen グループが海上の安全を乱すシーシェパードに船舶を提供したことは、同社の歴史の汚点となるであろう。

9月1日追記
該船の船籍、IMO番号が確定した。

船籍 オランダ アムステルダム
IMO番号 IMO9791262
MMSI番号 244890807


noseaevil

No Sea Shepherd - アディダス、シーシェパード関連団体とコラボを継続

ドイツのスポーツ用品メーカーの アディダス(adidas) とシーシェパード関連団体パーリーフォージオーシャンズ(Parley for the oceans、パーレイフォージオーシャンズとも)がコラボレーション商品の製造を拡大することを発表したようだ。昨年のエントリにも綴ったが、アディダス本体のこの動きを私は厳しく非難する。

adidasandParleyfortheoceans

アディダス、PARLEY FOR THE OCEANS とともに国連の気候変動イベントにてサステナビリティ・イノベーションを発表
http://preview.thenewsmarket.com/Previews/ADID/DocumentAssets/389985.pdf より
このコラボはアディダスグループの幹部 Eric Liedtke とシーシェパードの Paul Watson に影響を受け団体を設立した Cyrull Gutsh によるものであり、2年前から今日まで事業化を目指していたようだ。


ALFイスラエルのアイスフィッシュ
動物の解放を謳い破壊行為を行うテロリスト集団 ALF(Animal Liberation Front、動物解放戦線)イスラエルを名乗る者が Seashepherd Global の写真を利用し作成した画像。
このコラボで使用されるリサイクル素材は捜査権限を持たないシーシェパードが回収したものであり、不法投棄された漁具であるとは断定できない。

逆にシーシェパードは漁業や調査捕鯨を妨害するため、海洋に不法な投棄を行ってきた。


Sankei News Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=AwgJ3iEch8Y より
シーシェパードがこれまで海洋に投棄した化繊などは、2012年の時点で少なくとも10トンにも及んだ。


1695320.jpg
シーシェパードは違法な燃油の排出も行った。元気象庁の気象観測船 清風丸(オフショア・オペレーション第八海港丸)を改修した Sam Simon から流出した燃油は500リットルに及び、オーストラリアでは罰金刑に処せられた。

このように海洋の汚染を実行してきた集団が、今更リサイクル製品を提案し人々を啓発しようなどと、おこがましいにもほどがある。現に私は昨年の発表により所有するすべてのアディダス製品を廃棄し、今後一切購入しないと決めた。


前エントリでは世界各地のアディダス傘下のグループ、アパレル商品小売り店からのアクセスが集中していた。アディダス本体の動きを調べていたようである。

経営幹部の暴走を止められるのは他ならぬ、アディダスグループのあなた方だ。


関連エントリ
No Sea Shepherd - アディダス、シーシェパード関連団体と最悪のコラボ

No Sea Shepherd - アディダス、シーシェパード関連団体と最悪のコラボ

すでにメディアで発表、報道されているが、ドイツのスポーツ用品メーカーの アディダス(adidas) がシーシェパード関連団体とコラボレーション商品を発売することを明らかにした。

6月29日に国連本部で行われたNGOの会合「海洋・気候・生命」においてアディダスは パーリーフォージオーシャンズ(Parley for the oceans、パーレイフォージオーシャンズとも) と提携し、漁網を用いたスニーカーを発表した。パーリーフォージオーシャンズ とは、シリル・ガッシュ(Cyrull Gutsh、シリル・グッチとも) が2012年6月にポール・ワトソン(Paul F Watson)被告に会ったことを機に設立した自称クリエイター集団である。以前にはオランダのデニムメーカーの G-star RAW とコラボレーション商品を制作しており、アディダスの次には米国のサーフィン・スノーウェアメーカー、オニール(O'NEILL)との企画が決定している。

今回の企画は「海洋保護のため人々に啓発」するためのものと発表されているようだが、この商品には問題が多いことを指摘させてもらう。


adidasandParleyfortheoceans
アディダス、PARLEY FOR THE OCEANS とともに国連の気候変動イベントにてサステナビリティ・イノベーションを発表
http://preview.thenewsmarket.com/Previews/ADID/DocumentAssets/389985.pdf より


シーシェパードが回収した漁網を利用している

このスニーカーは「海に投棄された漁網を回収してリサイクルした」としているが、この漁網は投棄されたものか否かはっきりとしていない。シーシェパードは昨年からアイスフィッシュ作戦と称して、密漁船を追跡したというのだが公的機関による事実確認がなされていない。漁船が漁獲を行うために投網したものをシーシェパードが回収したのであれば、これは漁具と漁獲物の窃盗である。
マゼランアイナメのかかった網を回収するシーシェパード
Seashepherd Global が公開しているアイスフィッシュ作戦の写真。
巻き上げ装置を使った網の回収は密漁行為となんら変わりがない。


違法行為を立証するために回収したとしても、しかるべき機関に提出せず、商品に仕立てるのは倫理的に問題があるのではないか。仮に、追跡した漁船のものではないとしてもシーシェパードが事前に用意した物ではないかという疑いを払拭できない。なぜならシーシェパードは過去に南極海において調査捕鯨を妨害するために海洋投棄を行ってきたからだ。

(財)日本鯨類研究所 提供

(一財)日本鯨類研究所 提供画像を再構成
2009年2月5日、シーシェパードの構成員ピーター・ハマーステッドらが海洋に発射投棄したラインスロワー。

(財)日本鯨類研究所 提供
(一財)日本鯨類研究所 提供
2009年2月2日、シーシェパードの人員らが第3勇新丸の航行を妨げるため海洋に投棄したフロート付ロープ。
漁網ではないが、このように環を作ったロープは大型の魚類や海洋哺乳類を絡め死に至らしめる可能性が高い。

(財)日本鯨類研究所 提供
(一財)日本鯨類研究所提供 動画を再構成
2011年、シーシェパードの人員らがロープを航行中の船舶船首付近でロープを投棄する様を捉えた動画。

(財)日本鯨類研究所 提供
(財)日本鯨類研究所 提供
(一財)日本鯨類研究所 提供
2011年2月4日、航行困難となった第三勇新丸に対してペイントボールガンを乱射し汚損したシーシェパードの人員ら。人としての倫理道徳、シーマンシップのかけらもない。このようなクソどもの集まりを支持する団体と提携し、利を供しようというスポーツウェアメーカーの商品は一切お断りだ。

アディダスはCSR(企業の社会的責任)の観点からこの点をはっきりさせる必要がある。まず、今回のスニーカーに用いる漁網が盗品や犯罪行為で使われた証拠品でないこと、シーシェパードが事前に用意した漁網でないことを証明せよ。


多くの魚類を殺した素材の靴を履けというのか

シーシェパードが回収した網というのが、実際どんなものなのか見ていただきたい。

ALFイスラエルのアイスフィッシュ
ALF(Animal Liberation Front、動物解放戦線)イスラエルを名乗る者が作成した画像。Seashepherd Global の写真を利用している。
ALF は目的のために殺人や破壊行為をいとわないテロリスト集団であり、シーシェパードとも関連が依然強いと疑うべきだ。

漁網は海洋生物を捕らえ殺してしまう。時間がたつとそれらは腐敗しおぞましい姿となってしまう。それ以外にも海洋の漂流物には様々な生物が付着する。写真の漁網はまだ新しくそれらが付着していないが(ゆえに投棄された漁網なのか怪しいわけだが)、これをそのまま商品として利用するのは実に不潔だ。洗浄するにしても、洗浄を要する素材はサスティナブルなものではない。このようなものを商品として販売しようとする姿勢は、アディダスの企業体質を疑わざるをえない。スポーツ関連の商品を販売するのであれば、購買者が最高のパフォーマンスを得られるように最高の品質の物を提供するのが使命であるとは思わないのか。パーリーフォージオーシャンズとのコラボは旧来のアディダスファンへの裏切りである。

(一財)日本鯨類研究所提供プロップファウラー
(一財)日本鯨類研究所 提供
2012年1月6日、シーシェパードの人員らが南極海に投棄した鉄管と鋼線を絡めたロープ。
大型の鯨類がこれに絡まれば、皮膚に食い込み深刻な被害をもたらしたであろう。
これが漂流すれば海洋生物どころか、人命をも危険にさらしかねない。
シーシェパードはこれをプロップファウラー(Prop fouler、推進器破壊装置)と称し、調査捕鯨の船舶の進路上へ投棄し続けた。


疑わしくなったアディダスのCSR

アディダスは過去にグリーンピースから中国の委託先が水質汚染をしていることを指摘されているが、改善をしているのだろうか。繊維産業は環境汚染と労働者の搾取が問題として残り続けている。「海洋保護」のためアディダスが行うべきことは盗品の可能性がある漁網を使ったスニーカーを販売し人々を啓発することではなく、自らの企業体制を見直し、環境や労働者に負荷の少ない企業へと変化していく事だ。

この一件は非常に気分が悪い。私は趣味でランニングもするし、サーフィンもする。スニーカーの新調も考えていた矢先にこの発表があり、もはやアディダスは選択肢にない。アディダスジャパンがこれに関連する商品を取り扱わないことを願う次第である。

アディダス
申し訳ないが、アディダスの製品には愛着がなくなったので所有の製品はすべて処分させていただく。
他の企業にも、海や生命を軽んじた集団との提携をしないよう強く望む。

No Sea Shepherd - シーシェパードとメキシコ国家自然保護地区委員会(CONANP)

シーシェパードはメキシコの国家自然保護地区委員会(CONANP, Comisión Nacional de Áreas Naturales Protegidas)に協力し、コガシラネズミイルカ (vaquita, Phocoena sinus)の保護活動を始めようとしているようだ。帆船である Martin Sheen をコスタリカに向け先行させている。

CONANP のロレンソ・ロハス・ブラチョ(Lorenzo Rojas-Bracho )、米国海洋大気庁(NOAA)のバーバラ・テイラー(Barbara Taylor)らは漁師への補償を提言していたが、2014年にコガシラネズミイルカの個体数が97頭と判明し、CONANP も焦燥に駆られたようだ。

ナショナルジオグラフィックの日本版でもブラチョ、テイラーらは「まだ望みはある」としているが、商業捕鯨の時代から個体数を回復させた大型鯨類と、閉鎖海域で視認すらままならないコガシラネズミイルカでは条件がまったく違う。テイラーらは保護政策で他の鯨類と同じように年間4%程度の個体数増加を見込んでいたようだが、実際は18%以上の減少であった。漁業以外にも餌生物の減少や汚染による繁殖力の低下、海洋環境の変化による死亡なども考慮すべきであり、超法規的に捕獲調査も行い、人工的な環境での飼育が可能か否かも模索すべきだっただろう。

シーシェパードやグリーンピースは、メキシコ政府を動かしたとして無責任な宣伝を行っているが(特にグリーンピースのCGを使った祝いの画像)、コガシラネズミイルカ97頭は最小存続可能個体数を割っている可能性もある。いくらシーシェパードに寄付しようが、グリーンピースの署名に応じようが無駄である。
アメリカ、カナダ、メキシコ政府には、これらを排除してより実効的な保護活動を行うことを期待したい。400年以上メキシコと交流を続けている日本が、この件に助力できないでいたことは残念なことである。

プロフィール

D'z

Author:D'z
D'z(ダイズ、ディズとでも)
危険なこと、汚れることが大好き
サメ野朗。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード